広島労働安全衛生センター

認定事例の一部
  頚肩腕障害 ボールペン複写作業による頚肩腕障害認定
金融機関に勤務するKさんは、15年間燃料課に配属され連日100枚に及ぶ
6枚複写の伝票複写作業に従事し、重症の頚腕症を発症し、業務上の認定を
受けました。
  頚肩腕障害 多発するVDT障害の認定例
                  VDT(コンピーユター端末機)作業に従事していたOさん、約1年間で右上肢の
            痛み、頚のこり、頭痛、めまいを発症し頚肩腕障害として労災認定された。
  じん肺 アスベスト
家屋やビルの電気配線作業でアスベストによる肺腫瘍の為、死亡・労災 認定・S氏
は通算27年間にわたって屋内配線作業に従事、石綿が吹き付けられた鉄骨・断熱材
に配管や配線をとりつける作業で高濃度の石綿粉塵を吸い込み「胸膜中皮種」で
亡くなり、3年後労災認定された。
  じん肺 土石の粉塵による被害
建設会社で28年間トンネル工事に従事していたH氏は土石のほこりを吸い込み
「じん肺による気管支炎」を発症し申請から5ヶ月後労災認定された。
  腰 痛
精肉販売のMさんは、冷蔵庫の低い位置から繰り返し肉を取り出す作業で不良
姿勢と冷気のために腰痛と下肢の痛みを発症、粘り強く交渉した結果、申請
から1年7ヶ月後労災と認められた。
腰 痛
自動車部品工場で働いていた女性O氏は、同一作業の繰り返し作業により
腰部捻挫」で労災申請、1年3ヶ月後に労災認定された。
有機溶剤中毒
O氏は、車の塗装作業で有機溶剤にさらされ、頭痛・手足のシビレを訴え
有機溶剤中毒として労災認定された。